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- 第5章 地域別の販売先別売上高
- 1.製造業の販売先別売上高
商工業実態基本調査
1.製造業の販売先別売上高
製造業の販売先別売上高
製造企業における商品及び製品の売上高(以下「商品等売上高」という。)は、323兆9千億円となった。これを販売先別にみると、産業用使用者向けの124兆7千億円(商品等売上高に占める割合38.5%)が最も多く、次いで卸売業者向けの122兆3千億円(同37.8%)、直接輸出向けの38兆6千億円(同11.9%)、小売業者向けの32兆8千億円(同10.1%)及び一般消費者向けの5兆5千億円(同1.7%)となった。以下、主な販売先向け売上高について地域別に見てみよう。
産業用使用者向け売上高
製造企業における産業用使用者向け売上高を地域別にみると、東京都の45兆3千億円(産業用使用者向け売上高に占める割合36.3%)が抜きんでて多く、次いで大阪府の13兆2千億円(同10.6%)、愛知県の11兆8千億円(同9.5%)となり、これら三大都市を有する都府県で56.4%となった。また、これら都府県に隣接する埼玉県、神奈川県、静岡県、京都府及び兵庫県を含めた上位8都府県では、73.4%となった。
次に、商品等売上高に占める産業用使用者向けの割合は、全国平均で38.5%となった。これを地域別にみると、神奈川県の64.8%が最も高く、次いで滋賀県の61.3%、福島県の60.5%、三重県の60.1%、茨城県の59.2%となった。
卸売業者向け売上高
製造企業における卸売業者向け売上高を地域別にみると、東京都の54兆3千億円(卸売業者向け売上高に占める割合44.4%)が抜きんでて多く、次いで大阪府の17兆9千億円(同14.6%)、愛知県の6兆6千億円(同5.4%)となり、これら三大都市を有する都府県で64.4%となった。また、これら都府県に隣接する埼玉県、神奈川県、静岡県及び兵庫県並びに広島県及び福岡県を含めた上位9都府県では、77.2%となった。
次に、商品等売上高に占める卸売業者向けの割合は、全国平均で37.8%となった。これを地域別にみると、和歌山県の58.0%が最も高く、次いで徳島県の53.3%、愛媛県の52.1%、北海道の51.2%、青森県の48.5%となった。
直接輸出向け売上高
製造企業における直接輸出向け売上高を地域別にみると、東京都の22兆8千億円(直接輸出向け売上高に占める割合59.0%)が抜きんでて多く、次いで愛知県の4兆4千億円(同11.5%)、大阪府の3兆4千億円(同5.4%)となり、これら三大都市を有する都府県で75.9%となった。また、これら都府県に隣接する神奈川県、静岡県、京都府及び兵庫県並びに長野県を含めた上位8都府県では、92.1%となった。
次に、商品等売上高に占める直接輸出向けの割合は、全国平均で11.9%となった。これを地域別にみると、香川県の24.5%が最も高く、次いで京都府の19.6%、長野県の19.0%、東京都の16.4%、愛知県の15.4%となった。
小売業者向け売上高
製造企業における小売業者向け売上高を地域別にみると、東京都の15兆1千億円(小売業者向け売上高に占める割合45.9%)が抜きんでて多く、次いで愛知県の5兆6千億円(同17.2%)、大阪府の2兆3千億円(同7.1%)、広島県の9千億円(同2.7%)及び兵庫県の6千億円(同2.0%)となり、これら上位5都府県で74.9%となった。
次に、商品等売上高に占める小売業者向けの割合は、全国平均で10.1%となった。これを地域別にみると、沖縄県の22.9%が最も高く、次いで愛知県の19.5%、北海道の16.4%、広島県の16.3%、群馬県の13.6%となった。