経済産業省
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商工業実態基本調査

2.卸売業の販売先別売上高


 卸売企業における商品等売上高は、365兆6千億円となった。これを販売先別にみると、卸売業者向けの126兆5千億円(商品等売上高に占める割合34.6%)が最も多く、次いで小売業者向けの103兆円 (同28.2%)、産業用使用者向けの100兆6千億円(同27.5%)、直接輸出(国外)向けの28兆1千億円(同7.7%)、一般消費者向けの7兆5千億円(同2.0%)となった。以下、主な販売先別について地域別に見てみよう。

商品等売上高の販売先別構成(卸売企業)

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 卸売業者向け売上高を地域別にみると、東京都の68兆4千億円(卸売業者向け売上高に占める割合54.1%)が抜きんでて多く、次いで大阪府の17兆3千億円(同13.7%)、愛知県の7兆2千億円(同5.7%)となり、これら三大都市を有する都府県で73.5%となった。また、これら都府県に隣接する埼玉県、神奈川県、静岡県及び兵庫県並びに北海道及び福岡県を含む上位9都道府県では、83.7%となった。

 次に、商品等売上高に占める卸売業者向けの割合は、全国平均で34.6%となった。これを地域別にみると、福井県の41.3%が最も高く、次いで宮崎県の38.4%、群馬県の38.3%、兵庫県の38.2%、鹿児島県の37.8%となった。

地域別の卸売業者向け売上高と割合(卸売企業)

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 小売業者向け売上高を地域別にみると、東京都の47兆1千億円(小売業者向け売上高に占める割合45.7%)が抜きんでて多く、次いで大阪府の11兆4千億円(同11.1%)、愛知県の5兆3千億円(同5.2%)となり、これら三大都市を有する都府県で62.0%となった。また、これら都府県に隣接する埼玉県、神奈川県、静岡県、京都府及び兵庫県並びに北海道、広島県及び福岡県を含めた上位11都道府県では、78.9%となった。

 次に、商品等売上高に占める小売業向けの割合は、全国平均で28.2%となった。これを地域別にみると、高知県の57.5%が最も高く、次いで奈良県の49.5%、滋賀県の49.0%、福島県の47.2%、秋田県の44.9%となった。

地域別の小売業者向け売上高と割合(卸売企業)

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 産業用使用者向け売上高を地域別にみると、東京都の51兆8千億円(産業用使用者向け売上高に占める割合51.5%)が抜きんでて多く、次いで大阪府の13兆9千億円(同13.8%)、愛知県の7兆円(同7.0%)となり、これら三大都市を有する都府県で72.3%となった。また、これら都府県に隣接する埼玉県、神奈川県、静岡県及び兵庫県並びに北海道、広島県及び福岡県を含む上位10都道府県では、84.0%となった。

 次に、商品等売上高に占める産業用使用者向けの割合は、全国平均で27.5%となった。これを地域別にみると、長野県の37.3%が最も高く、次いで岩手県の34.6%、島根県の33.5%、神奈川県と愛知県の33.2%となった。

地域別の産業用使用者向け売上高と割合(卸売企業)

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最終更新日:2007.10.1
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