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- 調査結果概要
- 第6章 地域別の受注と下請
- 1.受注企業数と受注金額
商工業実態基本調査
1.受注企業数と受注金額
製造企業
製造企業における中小企業において、他の企業から何らかの製造又は加工を受注した企業数は42万3千企業(中小企業に占める割合64.2%)となり、ほぼ3分の2の企業が受注を行っている。
これを地域別にみると、東京都の5万3千企業(受注企業に占める割合12.5%)が最も多く、次いで大阪府の4万4千企業(同10.5%)、愛知県の3万7千企業(同8.8%)となり、これら三大都市を有する都府県で31.8%となった。また、これら都府県に隣接する埼玉県、神奈川県、岐阜県、静岡県、京都府及び兵庫県を含めた上位9都府県では、55.8%となった。
次に、受注企業の割合を地域別にみると、福島県の79.6%が最も高く、次いで岐阜県の74.7%、滋賀県の74.0%、新潟県の72.9%、石川県の71.6%となった。他方、受注企業の割合が低いのは、沖縄県の24.3%を始め、鹿児島県の40.8%、山口県の42.4%、熊本県の43.8%、佐賀県の45.2%などとなった。
中小企業における受注金額は、38兆7千億円(製品等売上高に占める割合35.0%)となり、製品等売上高の3分の1が受注にかかるものとなった。
これを地域別にみると、東京都の5兆2千億円(受注金額に占める割合13.4%)が最も多く、次いで大阪府の4兆1千億円(同10.6%)、愛知県の4兆円(同10.3%)となり、これら三大都市を有する都府県で34.3%となった。また、これら都府県に隣接する埼玉県、神奈川県、静岡県及び兵庫県を含めた上位7都府県では、53.7%となった。
次に、受注金額の割合を地域別にみると、福島県の53.5%が最も高く、次いで群馬県の47.6%、長野県の47.3%、埼玉県の45.7%、栃木県の44.9%となった。他方、受注金額の割合が低いのは、沖縄県の8.7%を始め、鹿児島県の16.3%、北海道の17.4%、高知県の19.1%などとなった。