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- 第7章 下請分業構造の状況
- 3.小売企業の外注状況
商工業実態基本調査
3.小売企業の外注状況
外注企業数
小売企業における外注企業数は、4万2千企業となった。これを業種別にみると、自動車・自転車小売業の1万3千企業、その他の小売業の1万1千企業、織物・衣服・身の回り品小売業の1万企業となり、これら上位3業種で外注企業の8割を占めている。
次に、小売企業における外注企業割合をみると、小売企業平均で3.8%となった。これを規模別にみると、中小企業が3.7%、大企業が7.2%となった。これを業種別にみると、中小企業では、自動車・自転車小売業の19.0%が抜きんでて高く、次いで織物・衣服・身の回り品小売業の6.2%、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業の5.9%となった。他方、大企業では、織物・衣服・身の回り品小売業の18.3%が最も高く、次いで自動車・自転車小売業の14.8%、家具・装備品製造業の11.1%、各種商品小売業の10.4%となった。なお、自動車・自転車小売業において、中小企業が大企業を上回っているのは、中古自動車を取り扱っている割合が高く、これらの整備・修理を外注しているためと考えられる。
外注金額
小売企業における外注金額は、1兆1千億円となった。これを業種別にみると、織物・衣服・身の回り品小売業、その他の小売業、飲食料品小売業及び自動車・自転車小売業の2千億円が多く、これら上位4業種で外注金額の8割を占めている。
外注金額に占める中小企業の割合をみると、小売業平均で38.4%となり、中小企業がほぼ4割近くを占めている。これを業種別にみると、家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業の75.8%が最も高く、次いで自動車・自転車小売業の57.5%となった。
最終更新日:2007.10.1