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商工業実態基本調査

6.製造企業の加工状況

 製造業においては製品の製造と併せて発注先から支給を受けた素材、部品などの加工を行っている企業もある。こうした加工の状況について、売上高の構成から見てみよう。

 製造企業における加工料収入の総額は、16兆7千億円となった。これを業種別にみると、電気機械器具製造業の2兆6千億円が最も多く、次いで金属製品製造業の2兆3千億円、一般機械器具製造業の1兆8千億円、輸送用機械器具製造業の1兆7千億円となり、これら上位4業種で加工料収入の半分を占めている。

 次に、売上高に占める加工料収入の割合をみると、製造業平均では5.3%となった。これを規模別にみると、中小企業が13.3%、大企業が0.9%となった。

 中小企業における加工料収入の割合を業種別にみると、繊維工業の36.0%が最も高く、次いで衣服・その他の繊維製品製造業の27.6%、輸送用機械器具製造業の20.7%、金属製品製造業の21.3%、電気機械器具製造業の18.9%となり、いずれも労働集約的な産業又は部品加工型の産業となった。他方、大企業については、繊維工業の12.1%、衣服・その他の繊維製品製造業の4.6%、輸送用機械器具製造業の0.5%、金属製品製造業の2.4%、電気機械器具製造業の1.1%と中小企業に比べいずれも低くなった。

製造企業における加工料収入と加工料収入割合

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最終更新日:2007.10.1
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