これだけは知って欲しい5つのこと
ALPS処理水って何?本当に安全なの?

画像をクリックすると動画を再生できます

東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準を満たすまで浄化した水のことです。

トリチウムについても安全基準を十分に満たすよう、処分する前に海水で大幅に薄めます。
薄めた後のトリチウムの濃度は、国の定めた安全基準の40分の1(WHO飲料水基準の約7分の1)未満になります。

安全基準を満たした上で、放出する総量も管理して処分するので、環境や人体への影響は考えられません。

国連の機関IAEAの包括報告書の内容はこちら

「ALPS」とは?

ALPSとは、Advanced Liquid Processing Systemの略で、様々な放射性物質を取り除いて浄化する「多核種除去設備」のことです。
ALPSは、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準を満たすまで十分浄化することができる性能を持っており、その性能を安定して発揮しています。
ALPSは複数の装置があり、点検や故障の際も代替可能な構成です。

日本の安全基準(規制基準)

日本における放射性物質の安全基準(規制基準)は、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告をもとにしていて、一般の方の追加的な被ばくを「年間1ミリシーベルト未満」に保つよう国内法令でさだめられています。
原子力発電所などから放射性物質が水中や大気中に放出される場合は、この基準をもとに厳しく管理されます。

※ICRPとは:放射線障害から人を守る「放射線防護」について、1928年以来、専門家の立場から勧告をおこなっている国際組織です。その勧告は、世界各国の法令や規制の基礎とされています。

もっと知りたい・考えたい方はこちらALPS処理水に関する基礎情報を紹介しています。
ページのトップに戻る