液晶を使って、どのようにして画面に絵や文字が表示されているのでしょうか。 液晶ディスプレイを虫眼鏡で見てみると、たくさんの『小さな部屋』でできています。それぞれの『部屋』は、2枚のみぞのある板にはさまれた液晶と、たての光を通す偏光板(へんこうばん)と横の光を通す偏光板、「赤、緑、青」に分けられたカラーフィルターでできています。  では、液晶が光を通すしくみを見てみましょう。 たての偏光板とよこの偏光板のあいだを光は通ることはできません。  でも、光は液晶にそって通る性質があるので、ねじれて並んでいる液晶をはさんだ偏光板の間を光は通ります。 電気を通すと、液晶はまっすぐにならぶので、光がさえぎられて光がとおらなくなります。  このしくみで、まるでブラインドかカーテンのように、光を通したり、さえぎったりして文字や画像を表しています。 |