事業の概要
ダイバーシティ経営とは/「新・ダイバーシティ経営企業100選」について
経済のグローバル化や少子高齢化が進む中で、我が国の企業競争力の強化を図るためには、女性、外国人、高齢者、チャレンジド(障がい者)を含め、多様な人材の能力を最大限に発揮し、価値創造に参画していくダイバーシティ経営の推進が必要かつ有効な戦略です。
経済産業省では、平成24年度から、ダイバーシティ経営に取り組む企業のすそ野拡大を目的に、多様な人材の能力を活かし、価値創造につなげている企業を表彰する取組として「新・ダイバーシティ経営企業100選(以下、新100選とする)」を実施し、これまでの9年間で282社が選定されました。
ダイバーシティ2.0とは/「100選プライム」について
本表彰制度などを通じ、ダイバーシティに取り組む企業のすそ野は確実に広がっていますが、更に多くの企業にダイバーシティの取組の輪を広げていくため、中長期的に企業価値向上を生み出し続けるダイバーシティ経営の在り方について議論する検討会を2016年8月に立ち上げました(「競争戦略としてのダイバーシティ経営(ダイバーシティ2.0)の在り方に関する検討会(座長:北川哲雄青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授)」)。
検討会では、中長期的に企業価値を生み出し続ける経営上の取組を「ダイバーシティ2.0」と位置づけ、企業が「ダイバーシティ2.0」を実践するにあたって取るべきアクションを整理した「行動ガイドライン」を2017年3月に取りまとめました。さらに、2018年6月に見直しを行い、改訂版のガイドラインを公開しています。
上記ガイドラインを踏まえ、過去に表彰された企業のベストプラクティスの進化を取り込みながら、「ダイバーシティ経営の取組」を、より「中長期的に企業価値を生み出し続ける取組」としてステップアップするべく、「ダイバーシティ2.0」に取り組む企業を「100選プライム」として、2017年度から新たに選定しています。平成29年度、平成30年度、令和元年度、令和2年度は、それぞれ2社が選定されました。

お問合せ先
経済産業省 経済産業政策局 経済社会政策室
担当: 村山・千野
電話: 03-3501-0650