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関税割当制度の概要
制度概要
関税割当制度は、一定の輸入数量の枠内に限り、無税又は低税率(一次税率)の関税を適用して、需要者に安価な輸入品の供給を確保する一方、この一定の輸入数量の枠を超える輸入分については、比較的高税率(二次税率)の関税を適用することによって、国内生産者の保護を図る制度です。
なお、関税割当は、輸入割当と異なり、二次税率適用での輸入数量に制限はありません。
経済産業省では、現在、皮革(①牛馬革(染着色等したもの)、②牛馬革(その他のもの)、③羊革・やぎ革(染着色等したもの))、④革靴(革製及び革を用いた履物(スポーツ用のもの及びスリッパを除く。))の4つの品目の割当てを行っております。
割当枠の総量
品目 | 割当枠 | 一次税率 | 二次税率 |
---|---|---|---|
牛馬革(染着色等したもの) | 1,466,000 ㎡ (平方メートル) | 13.3% | 30% |
牛馬革(その他のもの) | 214,000 ㎡ | 12% | 30% |
羊革・やぎ革(染着色等したもの) | 1,070,000 ㎡ | 16% | 30% |
革靴 | 12,019,000 足 | 24% 21.6% 17.3% |
30% 又は¥4,300/足の高い方 30% 又は¥2,400/足の高い方 |
割当枠の種類及び数量
割当申請については、年度枠、保留枠及び再割当の3種を設定しています。
◎ 割当枠等について(皮革及び革靴) | ||
---|---|---|
年度枠 | 割当総量の100分の98 | |
保留枠 | 割当総数の100分の2(100分の1ずつ・2回分) | |
再割当て | 各再割当ごとに、次の式により算出された数量 再割当の数量=(A+B+C+D)-E |
申請をお考えの方へ(主に初めての方へ)
(HSコードが該当するかどうかの詳細はお近くの税関にお問い合わせください。※Google等の検索エンジンに「税関 HSコード 問合せ」などと入力し検索してみてください。)
〇関税率表番号(HSコード)が一致していることが確認できましたら、関税割当公表第5:P.6~ に掲げる申請要件を満たしているか確認します。
〇申請要件を満たしていることが確認できましたら、関税割当公表第6:P.7~ の提出書類を準備し、お近くの申請窓口へ申請します。
(法人の場合、事業目的は、登録事項証明書〔履歴事項全部証明書〕の目的欄で確認します。個人事業者もこれに準じて確認します。また、自ら輸入の実績の確認があります。詳細は、公表【別記】:P.23です。)
〇ご不明な点がある場合は、申請前にお近くの申請窓口に問い合わせください。
〇申請数量は、その年度の3月末日までに予定している輸入数量の範囲内の数量としてください。(輸入の予定等が変更になり不足した場合は再割当てで追加分の申請を行ってください。)
〇輸入する予定の国によっては、関税割当の税率を利用するよりも低税率なEPA税率<日EU(イタリア、フランス等)、RCEP(中国等)、CPTTP(メキシコ等)など>がありますので、あわせて税関にご確認ください。EPA税率を使用する場合は、原産地証明書が必要となるようです。なお、EPAは関税割当の制度とは別の制度となります。)
お問合せ先
経済産業省 貿易経済安全保障局 貿易管理部貿易審査課 関税割当担当
電話:03-3501-1659
メールアドレス:bzl-honshokanwarihan(at)meti.go.jp
※(at)は@に置き換えて下さい。