経済産業省
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第3節 インバウンド対応

訪日外国人旅行者数2,000万人の目標達成が視野に入ってきたことを踏まえ、次の時代の新たな目標の設定とそのために必要な対応の検討を行うため、平成27年11月9日に「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」を政府内に設置し、次の時代の新たな目標と、そのために必要な対応の検討を行った。有識者・関係府省庁等による精力的な議論を経て、2020年に訪日外国人4,000万人及び同消費額8兆円などの新たな政府目標や今後政府が取り組む施策について「明日の日本を支える観光ビジョン」が平成28年3月に取りまとめられた(第Ⅲ-5-3-1図)。

「観光ビジョン」においては、「観光は、真に我が国の成長戦略と地方創生の大きな柱である」との認識の下、鍵となる以下の「3つの視点」を整理し、それに従って、35項目の施策を打ち出し、関係省庁が連携しながら取り組んでいる。

「3つの視点」

視点1 観光資源の魅力を極め、地方創生の礎に

視点2 観光産業を革新し、国際競争力を高め、我が国の基幹産業に

視点3 すべての旅行者が、ストレスなく快適に観光を満喫できる環境に

官民が連携して観光施策に取り組むことで、2016年の訪日外国人数は2,403万9,000人(対前年比21.8%増(推計値))、訪日外国人旅行消費額は3兆7,476億円(対前年比7.8%増)となり、統計開始以来、過去最多となった。

第Ⅲ-5-3-1図 観光における新たな目標値

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