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飲食関連産業の動向(FBI 2018年上期);流通業、工業の上昇により3半期連続で上昇した、2018年上期のフード・ビジネス 2018年10月9日

フード・ビジネス・インデックス(FBI)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通業」、「飲食サービス業」の活動状況を表す経済指標です。

今回は2018年上期までのFBIの動きをグラフ化してご紹介しています。

FBI3半期連続の上昇をけん引したのは、食料品流通業。飲食サービス業は微減。

2018年上期のFBIは指数値101.5、2017年下期と比較すると前期比0.8%と2017年上期から3半期連続の上昇となりました。

FBIを構成する3業態については、食料品工業が2半期ぶり、食料品流通業が3半期連続とそれぞれ大きく上昇しましたが、飲食サービス業は4半期(2年)ぶりに低下となりました。

FBIの前期比0.8%上昇に対する3業態の影響度合いを見ると、食料品流通業が0.6%ポイント、次いで食料品工業が0.2%ポイントの上昇寄与でした。他方、飲食サービス業の低下寄与は僅かで、2018年上期のFBI全体の、2017年下期からの上昇は食料品流通業の上昇寄与によるものでした。

前期比上昇の流通業、好調は卸売業のみ

2018年上期のFBIをけん引した食料品流通業について、その内訳系列の動きを見てみると、2017年下期から上昇しているのは飲食料品卸売業のみで、小売業2系列はどちらも低下傾向が続いています。つまり、飲食料品卸売業が、食料品流通業、さらにはFBI全体をもけん引した、ということになります。

ただ、小売業2系列のうち、飲食料品小売業については、低下は続いているものの、その傾きは各種商品小売業(飲食関連)に比べて緩やかであることが見て取れます。また、2017年上期からは、特に僅かな低下にとどまっていることから、このまま下げ止まることを期待したいところです。

引き続き卸と小売は対照的な結果となりましたが、そのヒントとなる飲食料品卸売業の分析についてもスライド資料に掲載しております。

今回ご紹介しきれなかったFBIの各業態別の指数、その内訳の動きや影響度合い(寄与度)などについても、下記リンク先のスライド資料に掲載しておりますので、是非お目通しください。

ミニ経済分析「飲食関連産業の動向(FBI 2018年上期);流通業、工業の上昇により3半期連続で上昇した、2018年上期のフード・ビジネス」のページ
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/kako/20181009minikeizai.html

問合せ先

経済産業省 大臣官房 調査統計グループ 経済解析室
電話: 03-3501-1511(代表)(内線2851)、03-3501-1644(直通)
FAX : 03-3501-7775
E-MAIL : bzl-qqcebc■meti.go.jp (■を@に置き換えてください)

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