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本年1月の鉱工業生産は、前月比マイナス3.7%低下となり、3か月連続の前月比低下。基調判断は、「生産は足踏みをしている」に下方修正。 2019年2月28日

本年1月の鉱工業生産は、季節調整済指数100.8、前月比マイナス3.7%低下と、3か月連続の前月比低下となりました。昨年第4四半期の指数値が105.1で、そこからすると、1月の指数値は大分低くなっており、昨年の最低値である1月と同レベルの低い水準です。2019年第1四半期(1-3月期)の鉱工業生産は、大分低い水準からのスタートとなります。

1月生産は12業種が前月比低下

1月の鉱工業生産を業種別にみると、12業種が前月比低下、3業種が前月比上昇となりました。前月は6業種で前月比低下しましたが、1月はより幅広い業種で低下が見られました。

生産の低下寄与の大きかった業種としては、自動車工業、電気・情報通信機械工業、そして生産用機械工業が挙げられます。他方、上昇寄与業種としては、輸送機械工業(除.自動車工業)、無機・有機化学工業、石油・石炭製品工業が挙げられます。

自動車工業では普通乗用車、自動車用エンジン等の低下寄与が大きくなっていました。電気・情報通信機械工業ではリチウムイオン蓄電池、放送装置等で低下寄与が大きくなっていました。生産用機械工業ではショベル系掘削機械、産業用ロボット等が低下していました。

出荷も前月比低下

1月の鉱工業出荷は、指数値99.2、前月比マイナス4.0%と2か月ぶりの前月比低下となりました。その指数レベルは、2016年6月以来の低水準となっています。

業種的には、自動車工業、輸送機械工業(除.自動車工業)、生産用機械工業といった業種が低下していました。他方、上昇した業種としては、石油・石炭製品工業、化学工業(除.無機・有機化学工業・医薬品)がありました。

自動車工業においては、生産と同様、普通乗用車、自動車用エンジン等が低下していました。輸送機械工業(除.自動車工業)では、鋼船等が低下していました。生産用機械工業は、生産と同様、ショベル系掘削機械、産業用ロボット等が低下していました。

財の需要先の用途別分類である財別出荷指数をみると、生産財の出荷は前月比マイナス2.5%低下、最終需要財の出荷は前月比マイナス5.2%低下でした。

生産財については、鉱工業生産の低下もあり鉱工業用生産財は前月比マイナス2.8%と低下しました。その他用生産財は前月比マイナス0.4%の低下にとどまりました。

最終需要財については、非耐久消費財の出荷は上昇したものの、資本財(除.輸送機械)や、耐久消費財、建設財で出荷が低下し、全体では出荷は前月比マイナス5.2%と低下することになりました。

在庫は前月比低下

1月の鉱工業在庫は、指数値101.6、前月比マイナス1.5%と3か月ぶりの前月比低下となりました。出荷は低下したものの生産も低下する中で、在庫は積み上がる姿にはなりませんでした。

基調判断は「生産は足踏みをしている」に引き下げ

本年1月の鉱工業生産は、3か月連続の前月比マイナスでした。1月初旬の企業の生産計画の集計結果からは、上方バイアスを補正すると前月比マイナス2.3%の低下が想定されていましたが、実際には幅広い業種で生産の低下が見られた結果、前月比でマイナス3.7%と、想定を上回る生産低下となりました。

生産指数の後方3か月移動平均値を見ると、103.4となり、第4四半期の105.1から低下し、自然災害の影響のあった昨年第3四半期の103.1に近い水準まで低下しています。

12月までは鉱工業生産の基調判断については、「生産は緩やかな持ち直し」としてきたところですが、1月はこれらの結果を踏まえ、「生産は足踏みをしている」に下方修正したいと考えます。

結果概要のページ
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html
参考図表集
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/pdf/reference/slide/result-iip-sanko-201901s.html
マンガ「ビジネス環境分析にも使える!鉱工業指数(IIP)」
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/slide/20170329iip_manga2017.html

問合せ先

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電話: 03-3501-1511(代表)(内線2851)、03-3501-1644(直通)
FAX : 03-3501-7775
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