経済産業省
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工業統計調査

<トピックス>従業者規模別にみた主要項目の状況(従業者10人以上) (36/55)

  1. (3)出荷額
     従業者規模別に指数でみると、すべての規模で6年を底に9年まで上昇が続いたが、10年には低下となっている。100~299人規模は9年にピークの3年水準をわずかに上回った(対3年0.1ポイントの拡大)が、10年には低下、30~99人規模、300人以上規模も右上がりの推移ながら、3年ピークの水準には及ばず、10年の低下では底である6年をわずかに上回る水準となっている。比較的小規模の10~29人規模では他の規模に比べ緩やかな回復の動きをみせたものの、10年には大きく落ち込み、3年水準の8割以下まで縮小している。
    従業者規模別出荷額の推移
    (平成3年=100)
    従業者規模別出荷額の推移(平成3年=100)
  2. (4)付加価値額
     従業者規模別に指数でみると、いずれの規模も6年を底に9年まで上昇が続き、10年には低下となっている。100~299人規模は9年にピークの3年水準を上回る(対3年2.8ポイントの拡大)など急上昇したが、10年は大幅に低下、30~99人規模、付加価値額のほぼ半分を占める300人以上規模は7年、8年と大きく上昇したものの9年はほぼ横ばい、10年には大きく落ち込み、30人以上の各規模ともに底である6年とほぼ同水準となっている。10~29人規模は6年を底に緩やかな上昇が続いたが、10年では3年水準の8割程度まで縮小している。以上みてきたように、すべての規模で事業所数、従業者数は減少が続いている。出荷額、付加価値額は、いずれの規模もバブル期における製造業のピークである平成3年をピークに減少、6年を底に9年まで増加が続いたものの、10年には大幅に減少している。 出荷額、付加価値額は30人以上の規模で急速に回復の動きをみせたのに対し、比較的小規模な10~29人規模での回復の動きは緩やかであり、その水準も10年には3年ピーク時の8割程度にとどまっている。

    従業者規模別付加価値額の推移
    (平成3年=100)
    従業者規模別付加価値額の推移(平成3年=100)

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最終更新日:2007.10.1
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