第３次産業活動指数 最新結果の概要

－　第３次産業活動は横ばい　－

• 平成28年11月の第３次産業活動指数は、104.1、前月比0.2％の上昇となった。
• 広義対個人サービスは同0.0％の横ばい、広義対事業所サービスは同0.5 ％の上昇となった。
• 総じてみれば、第３次産業活動は横ばいで推移している。

単位：％

	季節調整済指数		原指数
	指数	前月比	指数	前年同月比
第３次産業活動指数	104.1	0.2	102.2	1.3
広義対個人サービス	104.8	0.0	103.2	0.1
広義対事業所サービス	104.0	0.5	101.3	2.4

ページ上部へ戻る

　 　

• 内訳の大分類業種では、11業種中、生活娯楽関連サービスなど6業種が上昇、情報通信業など5業種が低下。

表１．第３次産業総合を大きく動かした業種と主な要因

業種名	主な要因
上昇方向に影響した業種
情報通信業	情報サービス業のうち、特にソフトウェア業が上昇に寄与。中でも人気タイトルが発売されたゲームソフトが好調。
卸売業	建築材料や化学製品といった素材系の卸売業が堅調。
金融業,保険業	米大統領選を受けて株高が進んだいわゆる「トランプ相場」を背景に株式取引が活況だった。
低下方向に影響した業種
生活娯楽関連サービス	スポーツ施設提供業やパチンコホールをはじめとした娯楽業が全般的に振るわなかった。

表２．大分類業種の前月比と寄与度

単位：％

業種名	前月比 (寄与度)	前年同月比
寄与した主な内訳業種
＜上昇業種＞
情報通信業	1.6 (0.17 )	3.3
ソフトウェア業
卸売業	1.2 (0.16 )	3.0
その他の卸売業 建築材料卸売業 化学製品卸売業
金融業,保険業	1.2 (0.12 )	0.4
流通業務
事業者向け関連サービス	1.0 (0.07 )	2.2
土木･建築サービス業 機械設計業
医療,福祉	0.4 (0.06 )	2.7
電気･ガス･熱供給･水道業	0.4 (0.01 )	2.2
電気業
＜低下業種＞
生活娯楽関連サービス	-2.5 (-0.28 )	-3.1
スポーツ施設提供業 パチンコホール 自動車整備業
運輸業,郵便業	-0.6 (-0.06 )	1.3
一般貨物自動車運送業
物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）	-0.8 (-0.02 )	3.6
小売業	-0.2 (-0.02 )	0.5
自動車小売業
不動産業	-0.1 (-0.01 )	-0.4
マンション分譲業

(注)

1. 業種は第３次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です｡

ページ上部へ戻る

　 　　　　　　　　　　　　　

• 最新公表資料(PDF形式) (2016年11月分)
• サービス産業活動図表集 平成28年11月の第3次産業活動指数の状況(PDF形式) (2016年11月分) (図表集のスライドショーはこちら)
• 時系列データのダウンロード
• 過去の公表資料 (2011年1月分以降)
ページ上部へ戻る

　　　　　　　　　　　　　　

• 今月の「ミニミニトピックス」は、2017年1月16日に発表した11月分の第３次産業活動指数より、再編集系列（卸売業,小売業を除いた第３次産業活動指数総合）の結果概要を紹介します。
（2017年1月25日更新）

平成22年=100、単位：％

	季節調整済指数		原指数
	指数	前月比	指数	前年同月比
第３次産業総合（除く卸売業,小売業）	106.4	0.3	104.0	1.1
第３次産業総合	104.1	0.2	102.2	1.3