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統計
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Q&A
- <直接調整法>
- 各系列の原指数に対して最適なスペックを適用して季節調整を行います。その結果、末端の系列とそれらを統合した上位の系列ではスペックが異なる場合があります(例:「建設業活動指数」と、その内訳である「公共・建築・土木活動指数」、更にその内訳の「公共・建築活動」は全てスペックが異なる)。季節調整済指数の寄与度を見ると上位系列の寄与度と、その内訳の系列の寄与度の合計とは一致しません。
- <間接調整法>
- ある上位系列の季節調整済指数を作る時に、その内訳系列の季節調整済指数をウェイトで加重平均した結果を、そのまま上位系列の季節調整済指数にする方法です。この場合、上位系列は季節指数を持たないので、直接的には季節調整を行いません(季節調整済の内訳系列を加重平均するので、間接的に季節調整されます)。また、季節調整済指数の寄与度を見ると、上位系列の寄与度と、その内訳の系列の寄与度の合計は一致します。
全産業活動指数は、どのようなものですか?
全産業活動指数は、全産業の生産活動状況を供給面からとらえることを目的とした指数です。
全産業活動指数は、どのように利用されているのですか?
全産業活動指数は、「供給側からみたGDP」ということができ、国内経済の動向を把握するうえで重要な指標です。四半期ごとの公表であるGDPに対し、月次で公表されているため、景気動向の変動をより短いスパンでとらえることができます。また、主要な産業別の生産動向が同一の指数体系内で同時に見られるので、その月の全産業の変動にどの産業がどれだけ寄与したかも把握することができます。
全産業活動指数は、どのように作成されているのですか?
全産業活動指数の原指数は、「建設業活動指数」、「鉱工業生産指数」、「第3次産業活動指数」の指数を、基準年の産業連関表による付加価値額ウェイトにより加重平均して作成しています。全産業活動指数の季節調整済指数は、同じ3種類の内訳系列を間接調整法によって積み上げて作成しています。
原指数と季節調整済指数は、何が違うのですか?
原指数は、指数を計算するための元のデータを、そのまま指数化したものです。元のデータが大きくなれば指数値も大きくなります。
季節調整済指数は、原指数から季節要因(毎年12月はお歳暮の宅配が増える等)を取り除いて各月を比較しやすいように加工したものです。季節要因を取り除くことを、季節調整といいます。
直接調整法と間接調整法とは何ですか?
季節調整済指数を作成する方法には、直接調整法と間接調整法があります。末端系列(指数系列の中で、最も分類が下位の系列)は直接調整法によって季節調整済指数を作成しますが、下位の系列を統合して作られる上位系列の場合、季節調整済指数は直接調整法と間接調整法の2種類の作り方があります。
全産業活動指数は間接調整法で作られていますが、その内訳系列である「建設活動指数」、「鉱工業指数」は直接調整法で、「第3次産業活動指数」は間接調整法で作成されています。
寄与度、寄与率とは何ですか?
寄与度とは、あるデータを構成する項目の増減が、全体の動きにどのくらい影響したかを表すものです。例えば、全産業活動指数の総合(全体)に対して、鉱工業生産指数の寄与度を見ることで、製造業の生産活動が全産業活動指数をどれくらい押し上げた(押し下げた)かがわかります。
寄与率とは、寄与度を構成比で見た指標です。全体における変化(増減)を100とした場合に、その内訳系列の変化(増減)を構成比(%)で表わします。各内訳系列の寄与率を足し上げると100になります。
全産業活動指数は、いつ頃公表されるのですか?
毎月20日後に公表しております。各月の公表予定日はこちらを御覧ください。
ホームページ上にはいつからいつまでの全産業活動指数が掲載されているのですか?
平成22年基準指数は平成20年1月以降を公表しています。それ以前の指数については接続指数として、昭和63年1月以降を公表しています。