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化学の探検にでかけよう! ベビー用品店 おむつの化学
1. 紙おむつのしくみ 2.おむつの化学
3. いろいろに使われる高分子吸収体  
復習してみよう!クイズのコーナー (保護者・先生方へ)紙おむつの歴史

おしっこを吸う素材には、高分子吸収体(こうぶんしきゅうしゅうたい)が利用されています。

紙おむつで使われている高分子吸収体は、目で見ると細かい粉の状態です。でも、自分の重さの50倍以上ものおしっこを吸収して、紙おむつに閉じこめてしまうはたらきがあります。

では、高分子吸収体はなぜそれだけの水を吸い取れるのでしょうか?
すべての物は、分子や原子と呼ばれる小さなつぶが集まってできています。高分子は、非常にたくさんのつぶが手をつなぎあってできています。高分子吸収体は、乾いているときはおたがいをつなぐ手がゆるんだ状態です。でも、ひとたび水にふれると思いっきり腕をのばし、たっぷり水をたくわえ、大きくふくらみます。

おむつのしくみ

その時の手をつなぐ力はとても強く、ちょっとやそっとでは水がもれることはないのです。こうして、高分子吸収体の小さなつぶのひとつひとつが水を閉じこめ、紙おむつのおしっこをもらさないというわけです。

はだにふれる素材

直接はだにふれる部分は不織布(ふしょくふ)でできています。わたしたちが普段着ている洋服は、ほとんどが糸を縦と横に織ってつくられた布です。不織布は、織るのではなく糸を熱でとかしたり、機械で圧力をかけるなどの方法で一枚の布にしたものです。ふつうの布より水を吸う力が弱いので、おしっこをすぐに吸収紙や高分子吸収体に伝え、逆もどりさせません。

ふつうの布と不織布の違い
かぶれをふせぐ通気性シート

紙おむつの一番外側には通気性シートが使用されています。シートには水蒸気などの気体は通しますが、おしっこのような液体は通さない大きさのあながあいています。おしっこはもらさず、水蒸気だけにがすので、おむつの中がむれて、赤ちゃんのおしりがかぶれるのをふせぎます。

通気性シートのしくみ
 
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