第３次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気

最新の指数の解説

• 内訳の大分類業種では、11業種中、金融業,保険業など7業種が低下、事業者向け関連サービスなど4業種が上昇。

表１．第３次産業総合を大きく動かした業種と主な要因

業種名	主な要因
低下方向に影響した業種
金融業,保険業	「金融商品取引業，商品先物取引業」の流通業務が株取引売買の減少により低下、銀行業・協同組織金融業の金融決済業務が全般的に好調だった先月の反動により低下。
情報通信業	情報サービス業のソフトウェアプロダクトがゲームソフト、ゲームソフト以外ともに低下。
電気･ガス･熱供給･水道業	電気業が暖房需要の減少から低下。
上昇方向に影響した業種
事業者向け関連サービス	機械設計業、土木･建築サービス業など投資関連サービスが順調。
卸売業	「建築材料，鉱物･金属材料等卸売業」や電気機械器具卸売業、産業機械器具卸売業など産業使用者向け取引の増加により上昇。

表２．大分類業種の前月比と寄与度

単位：％

業種名	前月比 (寄与度)	前年同月比
寄与した主な内訳業種
＜低下業種＞
金融業,保険業	-3.2 (-0.33 )	2.3
流通業務 全銀システム取扱高
情報通信業	-1.3 (-0.14 )	-0.4
ソフトウェアプロダクト 情報処理･提供サービス業
電気･ガス･熱供給･水道業	-4.7 (-0.13 )	-1.3
電気業
生活娯楽関連サービス	-0.3 (-0.03 )	1.4
冠婚葬祭業
不動産業	-0.4 (-0.03 )	0.6
マンション分譲業
小売業	-0.3 (-0.03 )	-0.3
燃料小売業 自動車小売業
医療,福祉	-0.1 (-0.01 )	0.8
＜上昇業種＞
事業者向け関連サービス	2.7 (0.21 )	2.2
機械設計業 土木･建築サービス業
卸売業	0.8 (0.12 )	1.2
建築材料卸売業 鉱物･金属材料卸売業 電気機械器具卸売業 産業機械器具卸売業
運輸業,郵便業	0.3 (0.03 )	1.0
物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）	0.3 (0.01 )	1.1

(注)

1. 業種は第３次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です｡

ページ上部へ戻る

ダウンロードのご案内

• 最新公表資料(PDF形式) (html形式) (2018年3月分)
• サービス産業活動図表集 平成30年3月の第3次産業活動指数の状況(PDF形式) (2018年3月分) (図表集のスライドショーはこちら)
• 時系列データのダウンロード
• 過去の公表資料 (2011年1月分以降)

• Tweet