第３次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気

最新の指数の解説

• 内訳の大分類業種では、11業種中、情報通信業など8業種が上昇、運輸業,郵便業など3業種が低下。

表１．第３次産業総合を大きく動かした業種と主な要因

業種名	主な要因
上昇方向に影響した業種
情報通信業	情報サービス業のソフトウェアプロダクトがゲームソフト、ゲームソフト以外とも販売好調で上昇。
金融業,保険業	「銀行業･協同組織金融業」の金融仲介業務が資金需要の高まりにより上昇。
小売業	軽自動車、乗用車の動きが順調だった自動車小売業、化粧品の取扱量などが増加したその他の小売業をはじめ内訳７業種すべて上昇。
生活娯楽関連サービス	娯楽業がシーズンの本格化や好天などによりプロスポーツ（スポーツ系興行団）、スポーツ施設提供業が上昇、宿泊業がホテル、旅館とも好調で上昇 。
低下方向に影響した業種
運輸業,郵便業	道路貨物運送業の宅配貨物運送業が取扱量の減少により低下。

表２．大分類業種の前月比と寄与度

単位：％

業種名	前月比 (寄与度)	前年同月比
寄与した主な内訳業種
＜上昇業種＞
情報通信業	2.5 (0.27 )	0.6
ソフトウェア業 情報処理･提供サービス業
金融業,保険業	2.5 (0.25 )	1.3
金融仲介業務
小売業	2.3 (0.23 )	1.0
自動車小売業 その他の小売業
生活娯楽関連サービス	2.0 (0.22 )	-0.1
プロスポーツ（スポーツ系興行団） スポーツ施設提供業 ホテル 旅館
卸売業	0.8 (0.12 )	3.8
各種商品卸売業 医薬品･化粧品等卸売業
電気･ガス･熱供給･水道業	2.3 (0.06 )	-2.0
物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）	0.8 (0.02 )	2.5
医療,福祉	0.1 (0.01 )	1.8
＜低下業種＞
運輸業,郵便業	-0.7 (-0.07 )	1.8
宅配貨物運送業
事業者向け関連サービス	-0.5 (-0.04 )	1.3
機械設計業
不動産業	-0.1 (-0.01 )	-0.3

(注)

1. 業種は第３次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です｡

ページ上部へ戻る

ダウンロードのご案内

• 最新公表資料(PDF形式) (html形式) (2018年4月分)
• サービス産業活動図表集 平成30年4月の第3次産業活動指数の状況(PDF形式) (2018年4月分) (図表集のスライドショーはこちら)
• 時系列データのダウンロード
• 過去の公表資料 (2011年1月分以降)

• Tweet