第３次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気

最新の指数の解説

• 内訳の大分類業種では、11業種中、卸売業など9業種が上昇、医療,福祉など2業種が低下。

表１．第３次産業総合を大きく動かした業種と主な要因

業種名	主な要因
上昇方向に影響した業種
卸売業	電気機械器具卸売業、自動車卸売業、各種商品卸売業をはじめ製造業との取引や輸出入品取扱量の復調など主に産業用使用者向け取引の活発化から15業種中13業種が上昇。
生活娯楽関連サービス	娯楽業はプロスポーツ（スポーツ系興行団）の観戦者数の増加、スポーツ施設提供業のゴルフ場などが利用者数の増加から上昇、「飲食店,飲食サービス業」が先月の反動もあり飲食店全般が上昇。
情報通信業	情報サービス業はソフトウェアプロダクトがゲームソフト、業務用ソフトともに増加したことから上昇したほか、全般的に順調。
金融業,保険業	「金融商品取引業,商品先物取引業」の流通業務が順調な株取引により上昇。
低下方向に影響した業種
医療,福祉

表２．大分類業種の前月比と寄与度

単位：％

業種名	前月比 (寄与度)	前年同月比
寄与した主な内訳業種
＜上昇業種＞
卸売業	5.2 (0.70 )	3.4
電気機械器具卸売業 自動車卸売業 各種商品卸売業
生活娯楽関連サービス	2.8 (0.30 )	1.6
プロスポーツ（スポーツ系興行団） スポーツ施設提供業 食堂,レストラン,専門店
情報通信業	2.5 (0.28 )	2.2
ソフトウェア業 情報処理･提供サービス業
金融業,保険業	1.9 (0.19 )	4.1
流通業務
運輸業,郵便業	2.0 (0.19 )	2.1
運輸に附帯するサービス業
小売業	1.4 (0.14 )	1.0
その他の小売業 自動車小売業
不動産業	1.1 (0.09 )	1.1
マンション分譲業
電気･ガス･熱供給･水道業	1.0 (0.03 )	0.3
電気業
物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）	0.1 (0.00 )	1.0
＜低下業種＞
医療,福祉	-0.2 (-0.02 )	2.5
事業者向け関連サービス	-0.3 (-0.02 )	1.4

(注)

1. 業種は第３次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です｡

ページ上部へ戻る

ダウンロードのご案内

• 最新公表資料(PDF形式) (html形式) (2018年10月分)
• サービス産業活動図表集 平成30年10月の第3次産業活動指数の状況(PDF形式) (2018年10月分) (図表集のスライドショーはこちら)
• 時系列データのダウンロード
• 過去の公表資料 (2011年1月分以降)

• Tweet