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第3次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気

結果の概要【プレス情報 2020年3月分】(2020年5月18日発表)

- 第3次産業活動は急落している -

  • 2020年3月の第3次産業活動指数は、96.9、前月比-4.2%の低下となった。
  • 広義対個人サービスは同-6.4%、広義対事業所サービスは同-2.1%のそれぞれ低下となった。
  • 総じてみれば、第3次産業活動は急落している。

最新の指数の解説

2020年3月のサービス産業活動は、前月比マイナス4.2%と2か月連続の低下。3月は感染症の影響がし好的個人向けサービスを中心に広がり、指数値は大幅に低下した。基調判断は「急落している」と下方修正。

解説へのリンク2020年3月のサービス産業活動は、 ...(続きをみる)

2015年=100
季節調整済指数 原指数
指数 前月比(%) 指数 前年同月比(%)
第3次産業活動指数 96.9 -4.2 107.0 -5.7
広義対個人サービス 93.8 -6.4 99.6 -8.3
広義対事業所サービス 100.0 -2.1 114.0 -3.6

業種別動向

  • 内訳の大分類業種では、11業種中、生活娯楽関連サービスなど7業種が低下、医療,福祉など4業種が上昇。
表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
業種名 主な要因
低下方向に影響した業種
生活娯楽関連サービス 消費者や供給者双方の活動自粛から「飲食店,飲食サービス業」、娯楽業、宿泊業をはじめ幅広い分野で低調だったことから低下。
運輸業,郵便業 旅客運送業が旅行や出張、通勤・通学など外出移動機会の減少により、鉄道、道路、水運、航空すべての旅客事業が大幅減少したことから低下。
小売業 消費者の外出機会の減少に加え商店側の短縮営業・休業などもあり内訳業種すべてが低調だったことから低下。
上昇方向に影響した業種
医療,福祉
金融業,保険業 「金融商品取引業,商品先物取引業」は流通業務が活発な株式売買取引により上昇。
表2.大分類業種の前月比と寄与度
単位:%
業種名 前月比
(寄与度)
前年同月比
寄与した主な内訳業種
<低下業種>
生活娯楽関連サービス -24.8
(-2.61 )
-28.8
飲食店,飲食サービス業
遊園地・テーマパーク
スポーツ施設提供業
宿泊業
運輸業,郵便業 -16.7
(-1.64 )
-18.3
旅客運送業
小売業 -5.2
(-0.62 )
-5.4
織物・衣服・身の回り品小売業
その他の小売業(別掲を除く住関連)
各種商品小売業
事業者向け関連サービス -1.7
(-0.16 )
-1.0
専門サービス業
卸売業 -0.4
(-0.05 )
-5.8
医薬品・化粧品等卸売業
物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -1.4
(-0.04 )
1.0
自動車レンタル業
リース業
不動産業 -0.3
(-0.02 )
-1.2
不動産代理業・仲介業
<上昇業種>
医療,福祉 3.5
(0.45 )
2.1
金融業,保険業 4.0
(0.34 )
2.9
金融商品取引業,商品先物取引業
電気・ガス・熱供給・水道業 1.3
(0.05 )
-1.3
電気業
情報通信業 0.4
(0.04 )
0.5
情報処理・提供サービス業
ソフトウェア業
(注)
  1. 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
  2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。

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最終更新日:2020年5月18日
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