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第3次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気
結果の概要【プレス情報 2020年4月分】(2020年6月15日発表)
- 第3次産業活動は急落している -
- 2020年4月の第3次産業活動指数は、91.6、前月比-6.0%の低下となった。
- 広義対個人サービスは同-7.2%、広義対事業所サービスは同-5.0%のそれぞれ低下となった。
- 総じてみれば、第3次産業活動は急落している(基調判断を据え置き)。
最新の指数の解説
2020年4月のサービス産業活動は、前月比マイナス6.0%と3か月連続の低下。感染症の影響が更に拡大し、指数の低下幅も指数水準も、今基準内での最低値を大幅に更新した。基調判断は「急落している」を据え置き。
季節調整済指数 | 原指数 | |||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
第3次産業活動指数 | 91.6 | -6.0 | 89.2 | -11.5 |
広義対個人サービス | 87.1 | -7.2 | 85.3 | -15.0 |
広義対事業所サービス | 95.8 | -5.0 | 93.0 | -8.1 |
業種別動向
- 内訳の大分類業種では、11業種中、生活娯楽関連サービスなど8業種が低下、医療,福祉など3業種が上昇。
- 表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
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業種名 主な要因 低下方向に影響した業種 生活娯楽関連サービス 消費者の外出自粛や供給者の短縮営業・休業などにより、「飲食店,飲食サービス業」、娯楽業、洗濯・理容・美容・浴場業、宿泊業をはじめ、幅広い分野で活動量が縮小したことから低下。 運輸業,郵便業 消費者の外出移動機会の縮減や製造業、卸売業、小売業などの低調な動きを反映し、旅客、貨物、運輸に附帯するサービスなど、多方面で低調だったことから低下。 小売業 消費者の外出自粛に加え商店側の短縮営業・休業などもあり、衣、食、住の各分野がいずれも低調。 卸売業 機械器具卸売業が製造業の不調に加え海外取引の復調の遅れもあり、内訳4業種すべて大幅減少となったことから低下。 上昇方向に影響した業種 医療,福祉 情報通信業 情報サービス業はソフトウェアプロダクトが国内外の需要に支えられ好調が続くゲームソフトや、順調な動きが続く事業者向けの汎用ソフト・パッケージソフトなどにより上昇。 - 表2.大分類業種の前月比と寄与度
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単位:% 業種名 前月比
(寄与度)前年同月比 寄与した主な内訳業種 <低下業種> 生活娯楽関連サービス -31.7
(-2.63 )-50.8 飲食店
娯楽業
洗濯・理容・美容・浴場業運輸業,郵便業 -12.7
(-1.20 )-20.0 一般貨物自動車運送業
鉄道旅客運送業
運輸施設提供業小売業 -9.3
(-1.09 )-14.4 織物・衣服・身の回り品小売業
自動車小売業
各種商品小売業卸売業 -6.6
(-0.87 )-13.7 機械器具卸売業
飲食料品卸売業不動産業 -6.2
(-0.52 )-6.4 不動産代理業・仲介業
建物売買業,土地売買業金融業,保険業 -1.6
(-0.14 )3.7 流通業務
クレジットカード業事業者向け関連サービス -1.1
(-0.11 )-3.5 その他の広告 物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -2.7
(-0.07 )-2.7 その他のレンタル
自動車レンタル業<上昇業種> 医療,福祉 3.9
(0.52 )0.3 情報通信業 1.9
(0.19 )2.6 ソフトウェア業 電気・ガス・熱供給・水道業 0.5
(0.02 )-3.3 電気業 - 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
- 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。
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(2020年4月分)
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サービス産業活動図表集 2020年4月の第3次産業活動指数の状況(PDF形式)
(2020年4月分) (図表集のスライドショーはこちら)
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最終更新日:2020年6月15日