-
-
統計
-
第3次産業活動指数(トップページ)
-
集計結果又は推計結果
- 最新結果の概要
第3次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気
結果の概要【プレス情報 2020年5月分】(2020年7月13日発表)
- 第3次産業活動は、引き続き低落している -
- 2020年5月の第3次産業活動指数は、87.9、前月比-2.1%の低下となった。
- 広義対個人サービスは同-0.6%、広義対事業所サービスは同-3.9%のそれぞれ低下となった。
- 総じてみれば、第3次産業活動は、引き続き低落している。
最新の指数の解説
2020年5月のサービス産業活動は、前月比マイナス2.1%と4か月連続の低下。指数水準は今基準内での最低値を更新したが、低下の速度は緩やかになってきている。基調判断は4月までの「急落している」から「引き続き低落している」と若干上方修正。
季節調整済指数 | 原指数 | |||
---|---|---|---|---|
指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
第3次産業活動指数 | 87.9 | -2.1 | 84.6 | -15.9 |
広義対個人サービス | 83.4 | -0.6 | 83.1 | -18.9 |
広義対事業所サービス | 91.7 | -3.9 | 86.0 | -12.9 |
業種別動向
- 内訳の大分類業種では、11業種中、卸売業など7業種が低下、小売業など4業種が上昇。
- 表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
-
業種名 主な要因 低下方向に影響した業種 卸売業 輸出入取引の回復の遅れに加え、製造業の生産活動の不調もあり機械器具卸売業をはじめ15業種中14業種が低下。 情報通信業 情報サービス業のソフトウェア業が先月大幅上昇の反発などから低下。 運輸業,郵便業 貨物運送業が供給活動の低迷や消費行動の自粛などから物流量が減少したこともあり、陸運、水運、航空の貨物事業がいずれも低下。 上昇方向に影響した業種 小売業 緊急事態宣言の解除を背景に、織物・衣服・身の回り品、飲食料品小売業など身近な商品の購買活動が戻り始めたことなどから上昇。 生活娯楽関連サービス 緊急事態宣言の解除を背景に、洗濯業、理容・美容業、飲食店など身近なサービス分野の需要が戻り始めたことなどから上昇。 - 表2.大分類業種の前月比と寄与度
-
単位:% 業種名 前月比
(寄与度)前年同月比 寄与した主な内訳業種 <低下業種> 卸売業 -7.3
(-0.98)-21.4 機械器具卸売業
医薬品・化粧品等卸売業
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業情報通信業 -4.9
(-0.55)-5.5 ソフトウェア業
情報処理・提供サービス業運輸業,郵便業 -5.3
(-0.47)-25.5 貨物運送業
運輸施設提供業電気・ガス・熱供給・水道業 -5.1
(-0.21)-6.5 電気業 医療,福祉 -1.5
(-0.21)-9.4 物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -1.8
(-0.05)-4.0 その他のレンタル
土木・建設機械レンタル金融業,保険業 -0.4
(-0.04)-5.8 金融商品取引業,商品先物取引業 <上昇業種> 小売業 1.6
(0.18)-12.5 織物・衣服・身の回り品小売業
飲食料品小売業生活娯楽関連サービス 1.4
(0.09)-49.1 美容業
その他の洗濯・理容・美容・浴場業
飲食店事業者向け関連サービス 0.8
(0.08)-7.3 廃棄物処理業 不動産業 0.7
(0.06)-4.2 新築戸建住宅売買業 - 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
- 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。
ダウンロードのご案内
-
最新公表資料(PDF形式)
(2020年5月分)
-
サービス産業活動図表集 2020年5月の第3次産業活動指数の状況(PDF形式)
(2020年5月分) (図表集のスライドショーはこちら)
- 時系列データのダウンロード
- 過去の公表資料 (2011年1月分以降)
最終更新日:2020年7月13日