第３次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気

最新の指数の解説

• 内訳の大分類業種では、11業種中、生活娯楽関連サービスなど8業種が上昇、不動産業など2業種が低下、物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）が横ばい。

表１．第３次産業総合を大きく動かした業種と主な要因

業種名	主な要因
上昇方向に影響した業種
生活娯楽関連サービス	需要喚起施策や供給活動の制約の段階的解除を背景とした客足の戻りなどに加え４連休効果も重なり「飲食店,飲食サービス業」、宿泊業、娯楽業など多くの分野が上昇。
運輸業,郵便業	人の国内移動が復調しつつあることを背景に旅客運送業、運輸施設提供業が上昇。
卸売業	輸出取引の増加や個人消費の復調の動きもあり機械器具卸売業をはじめ中分類6業種のうち5業種が上昇。
低下方向に影響した業種
不動産業	不動産取引業が売買業務、仲介業務ともこのところの好調な動きの反発から低下。

表２．大分類業種の前月比と寄与度

単位：％

業種名	前月比 (寄与度)	前年同月比
寄与した主な内訳業種
＜上昇業種＞
生活娯楽関連サービス	10.5 (0.86 )	-24.5
飲食店,飲食サービス業 宿泊業
運輸業,郵便業	4.8 (0.43 )	-14.4
旅客運送業 運輸施設提供業
卸売業	3.3 (0.41 )	-13.5
機械器具卸売業 医薬品･化粧品等卸売業
医療,福祉	1.1 (0.14 )	-2.6
小売業	1.0 (0.12 )	-10.6
自動車小売業
事業者向け関連サービス	0.6 (0.06 )	-7.7
機械設計業
金融業,保険業	0.5 (0.05 )	0.8
流通業務
電気･ガス･熱供給･水道業	0.1 (0.00 )	-2.7
＜低下業種＞
不動産業	-2.3 (-0.20 )	0.1
建物売買業,土地売買業 不動産代理業･仲介業
情報通信業	-0.9 (-0.09 )	-7.8
ソフトウェア業
＜横ばい業種＞
物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）	0.0 (0.00 )	-4.2

(注)

1. 業種は第３次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です｡

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