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第3次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気

結果の概要【プレス情報 2021年3月分】(2021年5月18日発表)

- 第3次産業活動は、足踏みがみられる -

  • 2021年3月の第3次産業活動指数は、97.5、前月比1.1%の上昇となった。
  • 広義対個人サービスは同0.0%の横ばい、広義対事業所サービスは同1.1%の上昇となった。
  • 総じてみれば、第3次産業活動は、足踏みがみられる(基調判断を据え置き)。

最新の指数の解説

3月のサービス産業活動は、前月比1.1%の上昇。対個人サービスは横ばい推移であったものの、対事業所サービスが上昇したことにより、5か月ぶりの上昇となった。3月時点の基調判断は、「足踏みがみられる」を据え置き。

解説へのリンク2021年3月のサービス産業活動は、 ...(続きをみる)

2015年=100
季節調整済指数 原指数
指数 前月比(%) 指数 前年同月比(%)
第3次産業活動指数 97.5 1.1 108.0 0.5
広義対個人サービス 94.9 0.0 100.8 1.2
広義対事業所サービス 100.0 1.1 114.9 -0.1

業種別動向

  • 内訳の大分類業種では、11業種中、卸売業など9業種が上昇、金融業,保険業など2業種が低下。
表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
業種名 主な要因
上昇方向に影響した業種
卸売業 製造業活動や輸出取引の好調な動きに加え、個人消費も耐久財需要などが順調なことから機械器具卸売業やその他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)などが上昇。
生活娯楽関連サービス 旅行業や宿泊業などが緊急事態宣言の解除や天候にも恵まれたことなどにより上昇。
運輸業,郵便業 道路貨物運送業や運輸に附帯するサービス業などが財取引の活発化に加え、個人の外出機会の増加もあり上昇。
事業者向け関連サービス 土木・建築サービス業の建設コンサルタントが堅調な官公需に支えられ上昇。
低下方向に影響した業種
金融業,保険業
表2.大分類業種の前月比と寄与度
単位:%
業種名 前月比
(寄与度)
前年同月比
寄与した主な内訳業種
<上昇業種>
卸売業 2.9
(0.38 )
0.5
機械器具卸売業
その他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)
生活娯楽関連サービス 3.0
(0.25 )
3.1
旅行業
宿泊業
運輸業,郵便業 1.7
(0.15 )
-1.2
道路貨物運送業
運輸に附帯するサービス業
事業者向け関連サービス 1.3
(0.12 )
-3.0
土木・建築サービス業
小売業 0.9
(0.11 )
4.8
織物・衣服・身の回り品小売業
自動車小売業
不動産業 1.0
(0.08 )
0.3
不動産代理業・仲介業
医療,福祉 0.4
(0.05 )
0.1
物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) 1.8
(0.05 )
-1.0
レンタル業
情報通信業 0.3
(0.03 )
-1.6
サイト運営業務
<低下業種>
金融業,保険業 -0.8
(-0.07 )
3.2
電気・ガス・熱供給・水道業 -0.4
(-0.02 )
-1.1
(注)
  1. 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
  2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。

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最終更新日:2021年5月18日
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