第３次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気

最新の指数の解説

• 内訳の大分類業種では、11業種中、小売業など6業種が低下、情報通信業など4業種が上昇、卸売業が横ばい。

表１．第３次産業総合を大きく動かした業種と主な要因

業種名	主な要因
低下方向に影響した業種
小売業	中分類７業種のうち飲食料品小売業を除く６業種が低下。特に自動車小売業が低調だったほか、大型商業施設の休業などもあり織物・衣服・身の回り品小売業やその他の小売業（別掲を除く住関連）などの買回り品関連が不調。
運輸業,郵便業	鉄道業や道路施設提供業が春の大型連休など行楽需要の不振により低下。
医療,福祉
事業者向け関連サービス	職業紹介・労働者派遣業や廃棄物処理業が順調な動きをみせた先月の反動により低下。
上昇方向に影響した業種
情報通信業	情報サービス業が企業や公共のソフトウェア投資が活発だったことなどからすべての事業が順調な動きをみせ上昇。

表２．大分類業種の前月比と寄与度

単位：％

業種名	前月比 (寄与度)	前年同月比
寄与した主な内訳業種
＜低下業種＞
小売業	-5.3 (-0.65 )	11.2
自動車小売業 織物･衣服･身の回り品小売業 その他の小売業（別掲を除く住関連）
運輸業,郵便業	-3.3 (-0.30 )	10.5
鉄道業 運輸に附帯するサービス業
医療,福祉	-1.4 (-0.19 )	11.1
事業者向け関連サービス	-1.6 (-0.14 )	1.0
職業紹介･労働者派遣業 廃棄物処理業
生活娯楽関連サービス	-1.2 (-0.10 )	51.4
旅行業 飲食店,飲食サービス業
不動産業	-1.1 (-0.09 )	5.9
マンション売買仲介 マンション分譲業
＜上昇業種＞
情報通信業	6.9 (0.68 )	6.8
ソフトウェア業 情報処理･提供サービス業
金融業,保険業	0.7 (0.06 )	7.8
金融仲介業務
電気･ガス･熱供給･水道業	0.4 (0.02 )	0.0
物品賃貸業（自動車賃貸業を含む）	0.1 (0.00 )	0.0
＜横ばい業種＞
卸売業	0.0 (0.00 )	6.6

(注)

1. 業種は第３次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です｡

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