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第3次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気
結果の概要【プレス情報 2021年5月分】(2021年7月15日発表)
- 第3次産業活動は、足踏みのなかに弱さがみられる -
- 2021年5月の第3次産業活動指数は、95.3、前月比-2.7%の低下となった。
- 広義対個人サービスは同-4.2%、広義対事業所サービスは同-2.7%のそれぞれ低下となった。
- 総じてみれば、第3次産業活動は、足踏みのなかに弱さがみられる。
最新の指数の解説
2021年5月のサービス産業活動は、前月比2.7%の低下。対事業所サービスが低下に転じるとともに、対個人サービスが大幅に低下したことにより、サービス産業全体では、2か月連続の低下。5月時点の基調判断は、「足踏みのなかに弱さがみられる」へ引き下げ。
季節調整済指数 | 原指数 | |||
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指数 | 前月比(%) | 指数 | 前年同月比(%) | |
第3次産業活動指数 | 95.3 | -2.7 | 91.7 | 10.3 |
広義対個人サービス | 91.7 | -4.2 | 91.6 | 12.9 |
広義対事業所サービス | 98.3 | -2.7 | 91.8 | 8.0 |
業種別動向
- 内訳の大分類業種では、11業種中、医療,福祉など8業種が低下、事業者向け関連サービスなど2業種が上昇、電気・ガス・熱供給・水道業が横ばい。
- 表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
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業種名 主な要因 低下方向に影響した業種 医療,福祉 医療業の病院・一般診療所がコロナ禍の受診頻度の減少もあり月々の変動が激しいなか、3月、4月の連続上昇の反動もあり低下。 生活娯楽関連サービス 「飲食店,飲食サービス業」が酒類提供や会食などの制限もありレストランや居酒屋など長時間滞在型の事業が強い影響を受けたこともあり低下、その他の生活関連サービス業が春の大型連休需要や季節需要が振るわず旅行業や結婚式場業が低下。 卸売業 製造業からの物流量や輸出入取引の伸び悩み、低調な個人消費などから、小分類15業種のうち14業種が低下。 情報通信業 4月の好調なソフトウェア投資などの反動から低下。 運輸業,郵便業 鉄道業や道路施設提供業が春の大型連休など行楽需要や貨物輸送量の減少により低下。 上昇方向に影響した業種 事業者向け関連サービス 職業紹介・労働者派遣業がこのところ伸び悩むなか企業の求人の増加などから上昇、土木・建築サービスは公共事業が順調に推移したことから建設コンサルタントや測量などで上昇。 - 表2.大分類業種の前月比と寄与度
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単位:% 業種名 前月比
(寄与度)前年同月比 寄与した主な内訳業種 <低下業種> 医療,福祉 -5.2
( -0.72 )9.6 病院・一般診療所 生活娯楽関連サービス -8.1
( -0.68 )37.3 飲食店,飲食サービス業
その他の生活関連サービス業卸売業 -4.0
( -0.52 )9.8 その他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)
飲食料品卸売業
機械器具卸売業情報通信業 -3.7
( -0.40 )6.7 情報サービス業 運輸業,郵便業 -3.7
( -0.34 )15.0 鉄道業
運輸に附帯するサービス業金融業,保険業 -1.2
( -0.12 )9.2 金融決済業務
クレジットカード業小売業 -0.8
( -0.10 )7.4 自動車小売業
各種商品小売業物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -1.0
( -0.03 )1.0 その他のレンタル <上昇業種> 事業者向け関連サービス 1.6
( 0.14 )4.6 職業紹介・労働者派遣業 不動産業 1.1
( 0.09 )6.4 建物売買業,土地売買業
不動産代理業・仲介業<横ばい業種> 電気・ガス・熱供給・水道業 0.0
( 0.00 )7.1 - 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
- 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。
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サービス産業活動図表集 2021年5月の第3次産業活動指数の状況(PDF形式)
(2021年5月分) (図表集のスライドショーはこちら)
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最終更新日:2021年7月15日