【許可申請前】特例

1.無償特例

▼Q1-1:質問 2026/4/23掲載場所変更
無償特例とは何ですか。
▲A1-1:回答
本来は経済産業大臣の許可を受けなければならない輸出であっても、規制対象貨物が無償告示に掲げられているものの場合に、経済産業大臣の許可を受けずに輸出することができる特別な規定です(輸出貿易管理令第4条第1項第2号ホ及びヘ)。
無償特例を適用して輸出する際には、輸出許可証の取得は不要となりますが、特例を適用して輸出する旨、輸出通関時に税関に申告する必要があります。
▼Q1-2:質問 2025/5/14、2026/4/23掲載場所変更
無償特例の対象となる「国際的な規模で開催された防衛装備に係る展示会」(無償告示第1号3)とは、具体的にどの国内展示会ですか。輸入元と仕向先が異なる返送でも特例の対象になりますか。
▲A1-2:回答
次の展示会です。輸入元と仕向先が異なる場合でも、所有権の移転を伴わないのであれば、特例の対象になります。
・2025年5月21日~23日 DSEI Japan (幕張メッセ)【済】
▼Q1-3:質問 2025/5/14、2026/4/23掲載場所変更
無償特例の対象となる「国際的な規模で開催されたスポーツ競技大会」(無償告示第1号3の2)とは、具体的にどの国内競技大会ですか。輸入元と仕向先が異なる返送でも、特例の対象になりますか。
▲A1-3:回答

次の競技大会です。輸入元と仕向先が異なる場合でも、所有権の移転を伴わないのであれば、特例の対象になります。

・2025年11月15日~26日 東京2025デフリンピック (東京)【済】
・2026年9月19日~10月24日 アジア・アジアパラ競技大会 (名古屋)
・2027年5月14日~30日 ワールドマスターゲームズ2027関西大会(関西)
▼Q1-4:質問 2025/11/15、2026/4/23掲載場所変更
無償特例の対象となる「国際的な規模で開催されるスポーツ競技大会」(無償告示第2号8)とは、具体的にどの海外競技大会ですか。
▲A1-4:回答
次の競技大会です。

・2026年1月11日~1月22日 Asian Championship Shotgun(カタール)
・2026年2月2日~2月14日 Asian Championship Rifle / Pistol(インド)
・2026年3月25日~4月3日 ISSF World Cup Shotgun(モロッコ)
・2026年4月5日~4月13日 ISSF World Cup Rifle/Pistol(スペイン)
・2026年4月19日~4月27日 ISSF Junior World Cup Rifle/Pistol/Shotogun(エジプト)
・2026年5月2日~5月11日 ISSF World Cup Shotgun(カザフスタン)
・2026年5月24日~5月31日 ISSF World Cup Rifle/Pistol(ドイツ)
・2026年6月16日~6月26日 ISSF Junior World Championship Rifle/Pistol/Shotogun(ドイツ)
・2026年7月3日~7月13日 ISSF World Cup Shotgun(イタリア)
・2026年7月20日~7月29日 ISSF World Cup Rifle/Pistol/Shotogun(中国)
・2026年7月21日~7月31日 Novi Sad 2026 WSPS World Cup(セルビア共和国)
・2026年9月3日~9月15日 Changwon 2026 WSPS World Championships(大韓民国)
・2026年9月12日~9月20日 ISSF Junior World Cup Shotgun(イタリア)
・2026年10月8日~10月16日 ISSF World Cup Rifle/Pistol(エジプト)
・2026年10月27日~10月31日 FISU World University Championship(台湾)
・2026年11月1日~11月15日 ISSF World Championship Rifle/Pistol/Shotogun(カタール)
・2026年12月7日~12月19日 Al Ain 2026 WSPS World Cup(アラブ首長国連邦)
▼Q1-5:質問 2025/11/15、2026/4/23掲載場所変更
防衛大臣が修理のために輸出するものであって、修理後に本邦に輸入すべきもの(無償告示第2号11)に関し、「防衛大臣の委託を受けた者を含む」(運用通達4-1-2(5)(ワ))とありますが、防衛省から直接委託を受けた事業者だけでなく、その事業者から再委託を受けた事業者が輸出する場合も対象となるのでしょうか。また、防衛省に納入するために輸入したものに不具合が見つかり、修理等のために輸出する貨物は今回の特例の対象となるのでしょうか。
▲A1-5:回答
防衛省から直接委託を受けている事業者のみが対象となるため、再委託者は特例の対象になりません。また、直接委託を受けている事業者であっても、納入前の検査等で不具合が見つかり、修理等のために輸出しようとする場合には、当該輸出に関し、防衛省の了承の下で行われるものであることを税関で確認される場合があります。

2.少額特例

▼Q2-1:質問 2026/4/23掲載場所変更
少額特例とは何ですか。
▲A2-1:回答
本来は経済産業大臣の許可を受けなければならない輸出であっても、規制対象貨物の総価格が一定額以下の場合に、経済産業大臣の許可を受けずに輸出することができる特別な規定です(輸出貿易管理令第4条第1項第4号)。

 少額特例を適用して輸出する際には、輸出許可証の取得は不要となりますが、特例を適用して輸出する旨、輸出通関時に税関に申告する必要があります。
 なお、グループA以外の地域を仕向地とする場合にあっては、対象貨物の用途確認を行った結果、大量破壊兵器等の開発・製造等に用いられるおそれがある場合やインフォーム通知を受けた対象貨物には、少額特例は適用できません。
 
また、イラン、イラク、北朝鮮を仕向地とする輸出には少額特例は適用できません。

▼Q2-2:質問 2026/4/23掲載場所変更
キャッチオール規制の場合にも、少額特例が利用できるのですか。
▲A2-2:回答
少額特例は、「キャッチオール規制」の場合には適用がありません。
▼Q2-3:質問 2026/4/23掲載場所変更
どのような貨物の場合に、少額特例が適用できますか。
▲A2-3:回答
輸出貿易管理令別表第1の5から13まで又は15の項の中欄に掲げる貨物であって、総価格が100万円以下の場合に適用できます。ただし、上記貨物のうち輸出貿易管理令別表第3の3に掲げる貨物(経済産業大臣が告示で定める貨物又は輸出貿易管理令別表第1の15の項の中欄に掲げる貨物)にあっては、総価格が5万円以下の場合に適用できます。
▼Q2-4:質問 2024/4/1追記、2026/4/23掲載場所変更
輸出貨物1つずつに、少額特例が適用されるのでしょうか。
▲A2-4:回答
総価額が少額特例の上限額(輸出貨物の種類により、100万円または5万円とされています。)以内であれば、少額特例が適用できます。ただし、適用にあたっては次の点に注意してください。

1 少額特例が適用されるか否かを判断する金額は、税関への申告額ではなく、契約額(無償の場合は税関の鑑定価格)です。一つの輸出契約を複数回に分けて船積み・輸出する場合などで、個々の申告額が規定の額を下回っていても、契約額全体では規定の額を超えている場合は輸出許可が必要になります。

2 また、少額特例が適用される「総価額」とは、個々の貨物の価格ではありません。1回の輸出契約ごとに対して、その輸出貨物のうち輸出許可の対象となる貨物を輸出貿易管理令の別表第1の各項のカッコごと(例えば「7項(4)」「10項(7の2)」などのそれぞれ)に区分けしたものを「総価額」として、少額特例が適用されることになります。したがって、1件の輸出の中で、輸出許可を必要とする貨物の輸出と少額特例により輸出許可が不要となっている貨物の輸出がまとめて行われることもあります。

3 同じ時期に同じ貨物について、同じ買主との間に複数の輸出契約が存在するケースで、それぞれの輸出について少額特例を適用する際には、複数契約とする合理性が存在しない場合は、少額特例の悪用とみなされる可能性があり、外為法違反となるおそれがあります。

<参考> 運用通達(1-1(5)、4-1-4参照)
https://www.meti.go.jp/policy/anpo/law_document/tutatu/26fy/unyou_tsutatsu.pdf
▼Q2-5:質問 2026/4/23掲載場所変更
少額特例を適用して輸出する場合には、どのような手続きをすればよいのでしょうか。
▲A2-5:回答

少額特例を適用して輸出する際には、特例を適用して輸出する旨、輸出通関時に税関に申告する必要があります。
 また、申告時には輸出貨物が少額特例を適用できる規制対象貨物であること、対象貨物の総価格が少額特例を適用できる価格であることを証する書類等を用意する必要が御座います。詳細については、輸出通関を予定している税関にお問い合わせください。

▼Q2-6:質問 2026/4/23掲載場所変更
リビア向けの輸出の場合には、少額特例の利用上限額が100万円になるのはどの時点以降に契約されたものですか。
▲A2-6:回答
輸出契約の契約時点によって少額特例の適用に変化があるものではありません。例えば、平成19年1月15日以降はリビア向け輸出の場合の少額特例上限額が5万円から100万円に拡大されましたが、これは契約時点に関係なく、輸出される時点がこの日以降のものに適用されます。

 なお、イラン、イラク、北朝鮮向け輸出の場合の少額特例が平成19年1月15日以降は廃止となりましたが、これについても、輸出契約の時点ではなく輸出される時点です。
▼Q2-7:質問 2026/4/23掲載場所変更
少額特例の換算レートについては、契約時点のレートを用いるのでしょうか、それとも輸出時点のレートを用いるのでしょうか。
▲A2-7:回答
少額特例の適否は、貨物が輸出される時点で判定されます。輸出契約が外貨で行われている場合には、少額特例の適否の判定も円貨への換算を経た後のものとなりますが、この際の換算レートは月毎に定められるレート(注)であってその契約時点が属する月のものを用いることになります。

(注)「輸出貿易管理令及び輸入貿易管理令等に規定する円表示金額を算定する場合の換算の方法について(平成12・12・15貿局第3号)に基づき、月毎に公示される換算レートが適用されます。

  したがって、例えば、その輸出契約時点が属する月について適用される換算レートを使用して算出された輸出貨物価格が10万円である場合には、以降その額が少額特例の適否の基礎となります(その後の為替の変動は影響しません)。その貨物の輸出に際して少額特例が現実に適用されるか否かは、その輸出時点の少額特例上限額により判定されるため、輸出時点で少額特例の上限が100万円であれば特例適用となり、少額特例の上限が5万円であれば全額について特例が適用されないことになります。

3.技術関連

技術の特例に関するQ&Aについてはこちらをご覧下さい。
技術関連

最終更新日:2026年4月23日