リサイクルを行った場合には、その度ごとに通常品質の劣化が起こる。このため、無理に元の製品から同じ製品にリサイクルせずに、品質劣化に応じて、より品質の悪い原材料でも許容できる製品に段階的にリサイクルを進めていくことで効率的なリサイクルを行うことをいう。例えば、紙について、コピー用紙、新聞紙、段ボールへと段階的に利用していくことなどがあてはまる。なお、エネルギーについても、熱エネルギーを温度の高い方から順に、電気(照明・動力)、次いで蒸気(冷暖房)、さらに温水(給湯)といったかたちで有効利用することをエネルギーのカスケード利用という。 |