前期比では僅かに低下したが、レベル的には高水準を維持したフード・ビジネス;飲食関連産業の動向(FBI 2017年第2四半期)
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概要
フード・ビジネス・インデックス(FBI)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通業」、「飲食サービス業」について、価格変化の影響を除いた実質指数で把握し、同時にそれを加重平均して飲食料品関連産業全体の活況度合いを把握できるように試算している経済指標です。
2017年第2四半期のFBIの動きを見た結果、以下の点を確認することができました。
- 2017年第2四半期のFBIは2010年=100で指数値100.3。前期比マイナス0.1%と僅かに低下。第1四半期の大幅上昇からの大きな反動減は発生せず、高水準を維持。
- 食料品工業は前期比0.5%の上昇。3期連続の上昇で消費税率引上げ前の水準まで回復。今期けん引したのは、長期低落の酒類。清涼飲料も引き続き好調。
- 食料品流通業は前期比マイナス0.2%の低下。大幅上昇後の反動で僅かに低下となった。小売・卸売が揃って低下も、高水準を維持。低下基調の「総合スーパー飲食料品小売」が2期連続の上昇。
- 飲食サービス業は前期比マイナス0.1%と、4期ぶりに僅かに低下に転じたが、指数水準は前期に次いで過去2番目の高水準。低下基調の「パブレストラン,居酒屋」は2期連続で上昇。
これらのほか、飲食料品小売=内食と飲食サービス=外食、それぞれの指数と価格の変化の違いについてもご紹介しています。
詳細な内容につきましては上記スライドショーを御覧いただくか、 こちらのダウンロード用ファイル(PDF版) を御覧下さい。
最終更新日:2017年8月25日