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第3次産業活動指数 サービス産業の動きから見る日本の景気

結果の概要【プレス情報 2021年2月分】(2021年4月20日発表)

- 第3次産業活動は、足踏みがみられる -

  • 2021年2月の第3次産業活動指数は、97.0、前月比0.3%の上昇となった。
  • 広義対個人サービスは同2.5%の上昇、広義対事業所サービスは同-1.3%の低下となった。
  • 総じてみれば、第3次産業活動は、足踏みがみられる(基調判断を据え置き)。

最新の指数の解説

2021年2月のサービス産業活動は、前月比0.3%の上昇。対事業所サービスは低下したものの、対個人サービスの連続低下からの反動増により、4か月ぶりの上昇となった。2月時点の基調判断は「足踏みがみられる」を据え置き。

解説へのリンク2021年2月のサービス産業活動は、 ...(続きをみる)

2015年=100
季節調整済指数 原指数
指数 前月比(%) 指数 前年同月比(%)
第3次産業活動指数 97.0 0.3 91.5 -5.0
広義対個人サービス 96.0 2.5 89.2 -6.4
広義対事業所サービス 98.9 -1.3 93.7 -3.7

業種別動向

  • 内訳の大分類業種では、11業種中、生活娯楽関連サービスなど4業種が上昇、卸売業など6業種が低下、金融業,保険業が横ばい。
表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
業種名 主な要因
上昇方向に影響した業種
生活娯楽関連サービス 「飲食店,飲食サービス業」、洗濯・理容・美容・浴場業、娯楽業などが昨年12月、先月1月の連続低下の反発や天候にも恵まれたことなどにより上昇。
小売業 季節特需などが低調だった1月の反発や、1月の荒天と相反する好天だったこともあり、機械器具小売業や各種商品小売業など買回り品取扱い業種が復調するなど、中分類7業種中6業種が上昇。
医療,福祉
低下方向に影響した業種
卸売業 2月の製造業生産や輸出取引が低調だったことなどからその他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)や「建築材料,鉱物・金属材料等卸売業」などが低下。
情報通信業 情報サービス業やインターネット付随サービス業など中分類5業種すべてが伸び悩んだことから低下。
電気・ガス・熱供給・水道業 電気業が、製造業の生産活動の低下に加え気温が高めに推移したことを受け、暖房需要や動力需要などが減少したことから低下。
表2.大分類業種の前月比と寄与度
単位:%
業種名 前月比
(寄与度)
前年同月比
寄与した主な内訳業種
<上昇業種>
生活娯楽関連サービス 8.5
(0.67 )
-25.7
飲食店,飲食サービス業
洗濯・理容・美容・浴場業
娯楽業
小売業 3.0
(0.35 )
-0.9
その他の小売業(別掲を除く住関連)
機械器具小売業
各種商品小売業
医療,福祉 2.2
(0.29 )
-2.4
運輸業,郵便業 0.9
(0.08 )
-13.1
鉄道旅客運送業
<低下業種>
卸売業 -3.0
(-0.39 )
-3.2
その他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業
情報通信業 -3.3
(-0.34 )
-2.4
情報サービス業
電気・ガス・熱供給・水道業 -4.8
(- 0.20 )
-2.2
電気業
不動産業 -1.0
(-0.08 )
-0.6
不動産代理業・仲介業
事業者向け関連サービス -0.3
(-0.03 )
-4.3
公認会計士事務所,税理士事務所
物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -0.4
(-0.01 )
-3.9
<横ばい業種>
金融業,保険業 0.0
(0.00 )
4.9
(注)
  1. 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
  2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。

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最終更新日:2021年4月20日
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