内食と外食に差が出たFBIの2016年第4四半期の動き;飲食関連産業の動向(FBI 2016年第4四半期)
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概要
フード・ビジネス・インデックス(FBI)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通業」、「飲食サービス業」について、価格変化の影響を除いた実質指数で把握し、同時にそれを加重平均して飲食料品関連産業全体の活況度合いを把握できるように試算している経済指標です。
2016年及び同年第4四半期のFBIの動きを見た結果、以下の点を確認することができました。
- 2016年のFBIは2010年=100で指数値100.1、前年比0.5%上昇。2016年の四半期指数は前半上昇したものの、後半は2四半期連続の低下。第4四半期は指数値99.5、前期比マイナス0.3%低下。
- 第4四半期の食料品工業は前期比マイナス0.3%低下。しかし2016年は前年比5.2%の大幅上昇。多くの内訳系列が安定した動きを見せる中、清涼飲料が第2四半期に急増し、その後低下するも高い水準にとどまっている。
- 第4四半期の食料品流通業は前期比マイナス0.8%低下で、2016年の前年比はマイナス0.1%とわずかに低下。第1四半期に飲食料品卸売業が前期比上昇するも、その後は勢いが続かず、第4四半期は全内訳系列が低下。
- 第4四半期の飲食サービス業は前期比0.6%上昇も、2016年の前年比はマイナス0.9%と5年ぶりの低下。上期はほとんどの内訳系列が低下したものの、下期には全内訳系列が上昇し回復。
これらのほか、2016年のフード・ビジネス全体の名目事業規模の試算値や、飲食料品小売=内食と飲食サービス=外食、それぞれの指数と価格の変化の違いについてもご紹介しています。
詳細な内容につきましては上記スライドショーを御覧いただくか、
こちらのダウンロード用ファイル(PDF版)
を御覧下さい。
最終更新日:2017年3月10日