日本への輸入で使うには
STEP.3 関税率を確認する
日本の税関へ御確認ください。 日本の税関は、下記リンク集を参考にしてください。
日本輸入時に通常適用される税率(MFN税率)を調べます。
HSコードに基づき、日本のMFN税率を調べます。
輸入元別のEPA税率を調べます。
MFN税率とEPA税率を比較し、EPA税率がより低い場合には利用を検討してください。
通常適用される税率(MFN税率)を調べる
*今年度のMFN税率については、実行関税率表の関税率欄に記載されています。
*最新版の実行関税率表から、特定したHSコードに対応する基本税率、暫定税率、WTO税率うち、最も低い税率が、MFN税率になります。
EPA税率を調べる
上記の表の②で囲った箇所をご参照ください。
通常適用される税率(MFN税率)とEPA税率を比較する
HSコードに基づき、関税率を調べたら、通常適用される税率(MFN税率)とEPA税率を比較し、EPA税率がより低い場合には、利用を検討してください。
このとき、逆転税率(以下参照)にご注意下さい。
税率逆転
EPA税率は、MFN税率より低くなっているのが原則です。しかし、一部の品目においてEPA発効後にMFN税率がEPA税率より低い、または同じ税率になってしまうことがあります。(逆転税率)
EPAでは、品目によっては関税率が発効後すぐに撤廃されず、何年かかけて徐々に削減されるものがあります。
このような品目は、税率が完全撤廃されるまでの途中段階で、相手国政府がMFN税率の引き下げを行うことによって、税率の逆転が生じる場合があります。
このため、税率の逆転が起きている間はMFN税率を適用してください。(特定原産地証明書を取得する必要はありません。MFN税率とEPA税率が同じ税率の場合も同様です。)念入りな確認をお願いします。
2008年7月にEPAが発効し、2009年1月にMFN税率が5%から1%に引き下げられたケース
2009年1月から2011年1月まで逆転が生じています。また、2012年1月まで、MFN税率とEPA税率が同じ税率になっています。
逆転税率でお困りの際は 財務省「実行関税率表」を参考にしながら、日本の税関でご確認ください。